後悔してからでは遅い！リロケーション会社の選び方

リロケーションは、どんな会社に管理を任せるかによって快適度が大きく異なります。

お願いした後では、遠方にいることもあり、「きちんと管理しているのか」どうかが非常にわかりにくいこともあり、会社を選ぶときが勝負と言えます。

とくに、貸して終わりではなく、転勤後にその家にまた住むことを考えると、近隣との関係性などを悪化させるわけにはいきません。

投資で賃貸管理する以上の配慮をもって管理をしていく必要があります。

リロケーション会社選びのポイントをまとめてみました。

得意分野を見極める

まず注意したいのは、リロケーション会社にも得意分野があるということです。

例えば、大手不動産会社の多くは不動産売買をメインに手がけています。

このため、賃貸募集や入居者が決まった後の管理については手薄な場合があります。

また、地元で長く営業している不動産会社は、地元の情報に詳しく、入居者募集では頼りになるかもしれません。

しかし、社会環境が大きく変化する中で、入居者のクレーム対応や物件に何かあった場合の「保証」に関しては十分でない可能性があります。

リロケーションでとくに大切なのは、物件を貸し出した後の管理です。

リロケーション会社を選ぶ際には、普段のサービス内容だけでなく、トラブルが起きたときの対応や保証内容などもよく確認することが大切です。

リロケーションのトラブル事例のページでは、よくあるトラブルと、良いリロケーション管理会社の対応方法をまとめているので、具体的事例はこちらを参考にしてください。

一口にリロケーション会社といっても、そのサービス内容はさまざまです。

家賃回収と入居者からの伝言取り次ぎくらいしかしてくれないところもあれば、設備の不具合が起きた際にすぐに対応してくれるところ、入居者が退去した際に現状確認を行い、クリーニングやリフォームまで手配してくれるところもあります。

中には、利用者の要望に合わせて、収支報告書の発行や不動産所得の税金管理サポートなどを行ってくれる会社もあるようです。

もちろん、一般的にはサービスが手厚いほど管理費は高くなりますが、管理費は経費として計上することができます。

サービス内容と自身のニーズを照らし合わせて検討してみましょう。

管理会社の業務内容で特に重要なのが、家賃の回収です。

また、設備の故障や破損、入居者からのクレームへの対応も大切です。

管理会社を選ぶ際には、貸し主と借り主の間で、中立の立場から法規的なガイドラインに基づいた対応をしてくれるところを選びましょう。

例えば、入居者にとってはすぐに修理して欲しい不具合でも、使用上は問題ない場合があります。

こうした場合に、専門家として間に入って適切な判断・対応をしてくれる会社なら、安心して委託することができそうです。

中には、税理士などと連携し、賃貸・売買・リフォームに関する悩みや、訴訟トラブルまでワンストップで対応してくれる管理会社もあるので、ぜひチェックしてみてください。

リロケーション会社の中には、法人との契約を多く行っているところがあります。

法人契約とは、企業が会社名義で契約を行い、福利厚生として「借上社宅」を提供する契約スタイルのことです。

借上社宅として契約してもらえれば、家賃の滞納や空室リスクが少なくなります。

また、借上社宅を所有する企業は優良企業が多いため、安心して住まいを貸すことができるでしょう。

リロケーション会社についても、多くの法人と契約している企業なら、管理体制に信頼が持てるのではないでしょうか。

リロケーション会社を選ぶ際は、どれくらいの数・規模の法人と提携しているか、よく確認してみましょう。