留守宅管理まるっとガイド|ルルルスPlus+

         
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留守宅・マンション管理の方法・
トラブル事例がまるっとわかる

       

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渡邊正樹先生
税理士法人ダヴィンチ
渡邊 正樹 先生
税理士法人ダヴィンチとは
紹介
  • 東京税理士会所属。リロケーションをはじめとする不動産事業を展開する「住まいの情報館」の関連法人
  • オーナー様の確定申告などの手助けをしています
リロケーション99の質問監修チーム

sponsored by 株式会社D2

賃貸経営管理士・公認不動産
コンサルティングマスター
リロケーション99の質問監修チーム
“リロ99”監修チームとは
紹介
  • リロケーションに特化した書籍「リロケーション99の質問」を発行・監修
  • 普段は「住まいの情報館(株式会社D2)」のリロケーション事業を担当するメンバーとして、日々オーナー様に向き合っています

あなたは知ってる?
そもそも留守宅管理とは

留守宅管理とは、戸建てやマンションなどの自宅を長期間にわたって離れる際に、留守中の家を安全で良好な状態に保つための管理サービスです。家主が旅行や転勤、病気治療などの理由で、自宅を留守にする際に利用されます。

防犯対応・巡回

空き家が犯罪の標的になるリスクを軽減するため、留守宅管理サービスでは定期的に専門スタッフが巡回を行います。巡回では、窓や玄関の施錠状況を確認し、敷地内に不審物やゴミが放置されていないかを点検します。また、建物周辺に異常がないかを目視で確認し、不審者の侵入の痕跡がないかもチェックします。このように定期的な訪問を行うことで、犯罪リスクを大幅に軽減できます。

さらに、管理スタッフが物件を訪問していることを示す看板を設置する場合もあり、空き家であることを隠す工夫がされています。防犯カメラを設置している場合は、その動作確認や録画データのチェックも行います。不審な動きが録画されていれば、即座に依頼主に報告し、必要に応じて警察に連絡する対応がとられます。

掃除や換気

長期間人が住んでいない住宅は、湿気がこもりやすく、カビの発生や悪臭の原因になります。留守宅管理サービスでは、室内の空気を循環させるために、定期的に窓を開閉して換気を行います。扇風機や空気清浄機を活用することもあり、湿気を取り除くと同時に、カビや悪臭の発生を防ぎます。

室内の清掃も行われ、ホコリが溜まりやすい家具や床の表面がきれいに拭き取られます。特に、水回りの汚れは放置すると悪臭や衛生状態の悪化につながるため、注意深く清掃されます。また、玄関やバルコニーなどの外部スペースも手入れされるため、帰宅後にはすぐに快適な状態で過ごせるよう整えられています。

郵便物の管理

郵便受けに郵便物やチラシが溜まったまま放置されると、不在を周囲に知られてしまい、防犯リスクが高まります。留守宅管理サービスでは、ポスト内を定期的に確認し、郵便物を回収して整理します。重要な郵便物は依頼主に転送されたり、帰宅まで保管されたりします。不要な広告やチラシは適切に処分されるため、ポストの中が常にすっきりとした状態に保たれます。

植物の管理

庭や植栽が放置されると、見た目の劣化だけでなく、害虫の発生や近隣への迷惑につながります。留守宅管理サービスでは、庭木の剪定や雑草の除去、芝生の整備などを行い、外観を整えます。庭木が健康に成長できるよう適切な手入れをすることで、住宅全体の美観が維持されます。

さらに、室内に観葉植物がある場合は、水やりや日光調整も行います。観葉植物は環境の変化に敏感な場合があるため、依頼主の指示に基づいて丁寧に管理されます。このような細やかな対応により、帰宅時も植物が健やかな状態を保っています。

設備点検

留守中の住宅では、建物や設備の不具合が見落とされやすく、放置することで大きなトラブルにつながることがあります。留守宅管理サービスでは、建物や設備の点検が定期的に行われます。屋根や外壁、雨樋などを目視で確認し、ひび割れや汚れの有無を調べます。また、水道設備や排水溝の点検も行われ、通水確認や詰まりの防止作業が実施されます。

こうした点検により、小さな異常を早期に発見できるため、依頼主に迅速な修繕提案を行うことが可能です。建物の劣化を最小限に抑えることで、住宅の資産価値を維持することができます。

緊急対応

自然災害や突発的なトラブルが発生した場合、留守宅管理サービスの迅速な対応が非常に重要です。たとえば、地震や台風などの災害発生後には、管理スタッフが速やかに現地を訪問して被害状況を確認します。現地での確認後には、破損箇所の写真撮影や報告書の作成が行われ、必要な応急処置が実施されます。たとえば、雨漏り箇所を一時的に防ぐ作業や、割れたガラスの仮補修などが該当します。その後、修繕計画の提案が依頼主に行われます。

また、火災警報や漏水センサーの作動時には、管理スタッフが現場に駆けつけ、状況を把握します。必要に応じて警察や消防と連携し、被害を最小限に抑えるための対応が取られます。

なぜ必要?
留守宅管理の必要性とリスクとは

長期間にわたって自宅を留守にする際に、留守宅を管理しないまま放置すると、犯罪や環境問題のリスクが大幅に増加します。例えば、留守中の住宅は泥棒や不法侵入者にとって絶好の標的となり、空き巣などの犯罪が発生しやすくなります。また、適切な管理が行われないと、建物の劣化が早まり、カビの発生や設備の故障などが起こりやすくなります。

長期出張や転勤によって自宅を留守にしている間に、こうした犯罪の標的となったり、建物の劣化を早めてしまうなどを防ぐためにも、留守中の管理が必要となります。

留守宅管理の必要性とは?

建物の老朽化を早めてしまう

建物は定期的なメンテナンスが必要です。人が住んでいないと、雨漏りや湿気などの問題が見逃されがちです。これにより、木材が腐食したり、カビが発生したりする可能性があります。また、換気がされないことで、内部の湿度が高まり、建物全体の老朽化を早めてしまいます。

害虫・動物の住処になってしまう

長期間の留守宅は、人の気配がなく、静かで暗いため、害虫や野生動物にとって絶好の住処となります。ネズミやゴキブリなどの害虫が侵入しやすく、繁殖の場となってしまいます。また、アライグマや野良猫などの動物が入り込むこともあります。これにより、家の内部や外部が損傷するリスクが高まります。

放火のターゲットになりやすい

人の出入りがない留守宅は、放火犯にとって狙いやすい対象となります。防犯対策がされていない場合、容易に侵入され、火を付けられてしまう可能性があります。放火は建物を全焼させるだけでなく、周囲の建物や自然環境にも大きな被害をもたらすため、非常に危険です。

空き巣など不審者の侵入リスクがある

長期の旅行中や出張中の自宅は防犯対策が不十分な場合が多く、不審者にとって侵入しやすい環境です。窓やドアが破られやすく、中の物品が盗まれるだけでなく、建物自体が破壊されることもあります。また、留守中の自宅が犯罪の温床となるリスクもあります。

ごみや雑草で敷地内が荒れる

自宅を留守にしたまま長期間放置すると、敷地内にごみがたまりやすくなります。また、雑草が伸び放題になり、景観が悪化します。これにより、地域全体の環境が悪化し、近隣住民に迷惑をかけることになります。さらに、放置されたごみや雑草は害虫や動物の巣になりやすく、衛生面でも問題が生じます。

「何もしない」はNG!
留守宅・マンション管理の
2つの方法

「2年だし、たまに帰って来ればいいや」「親戚に見回ってもらおう」そう考えているなら要注意。
空き巣に狙われやすくなることも考えて、留守宅を守るなんらかの対応が必須です。

警備会社のサービスに加入したり、空室管理を依頼する
警備会社のサービスに加入したり、空室管理を依頼する

大手警備会社が揃って提供している管理サービス。見回りや通気・換気、郵便物の回収や、オプションで庭木の手入れなどを行なっている会社も。

プロに頼むのは便利ですが、出費が嵩む一方なのは、賃貸などに比べると損する感じが否めません。

留守宅管理サービスに
ついて詳しく見る

賃貸に出す
賃貸に出す

せっかくなら空き家・部屋で賃貸収入を得るというのはどうでしょうか?
とくにローンが残っている家なら、賃貸は第一の選択肢になるはず。

しかし、転勤者にとっては痛いデメリットがあることを知っておく必要もあります。

留守宅の賃貸に
ついて詳しく見る

賃貸のメリット・デメリット

メリット

家賃収入が入る
家賃収入が入る

デメリット

任意のタイミングで賃貸をやめることができない
任意のタイミングで賃貸をやめることができない
注意
賃貸だと
退去してもらえなかったら困る
問題が起こることも…

借主が強い日本では「転勤中だけ賃貸に出したい」という要望は、借りる側には関係のないこととしてとらえられてしまいます。それを解消する、「転勤期間中だけ家を貸し出せる」リロケーションという仕組みがあります

一般的にリロケーションには、「代理委託方式」と「転貸借方式」の2種類があります。

「代理委託方式」は、貸し主と借り主が直接契約をして、管理をリロケーション会社が行う形式です。
「転貸借方式」は貸し主とリロケーション会社が契約を結び、貸し主から借りた家を借り主に貸し出します。入居中の管理も、リロケーション会社が行います。

いずれも、賃貸借の期間が終了したら契約は終了となり、借主は退去します。転貸借方式のほうが、貸す側であるみなさんの手間は省けますし、トラブルも回避しやすいでしょう。

家を貸すまで
01
管理会社を
選ぶ
管理会社を選ぶ

プランやサービス内容を比較して、信頼できる会社を選びましょう

02
管理会社と
契約する
管理会社と契約する

「管理業務委託契約」という契約を締結します

03
募集条件を管理会社
と相談して決める
募集条件を管理会社と相談して決める

賃料や入居者の条件、契約期間などを決めます

04
家を貸し出す
準備をする
家を貸し出す準備をする

設備チェックや、必要あればハウスクリーニング・リフォームなどを行います

05
入居者の
募集
入居者の募集

管理会社がインターネットなどの広告で入居者を募集します

06
入居者の審査・
入居者決定
入居者の審査・入居者決定

管理会社と入居者が「賃貸契約」を結びます

07
入居開始
入居開始

入居が開始され、家賃収入が入ってきます

家を賃貸中〜返却時
01
毎月家賃が
振り込まれる
毎月家賃が振り込まれる

設備の故障やその他トラブルが発生した場合などに、管理会社から報告があります

02
家を返して
もらうとき
家を返してもらうとき

帰任が決定したら管理会社に契約の解約依頼をする

03
管理会社が入居者に
「定期借家終了通知」をする
管理会社が入居者に明け渡し通知をする

リロケーション会社が定期借家契約期間終了の半年から1年前までに入居者に対して「定期借家終了通知」を送ります

04
入居者が
退去する
入居者が退去する

入居者の故意・過失による汚れや破損があった場合は賠償費用を請求します

05
管理会社が家の
損傷チェックする
管理会社が家の損傷チェックする

この時、契約にのっとり入居者が支払うべき修繕費は敷金などで清算してもらいます

06
管理会社とあなた
の契約を解約する
管理会社とあなたの契約を解約する

また転勤予定がある場合は、契約を続行することも可能です

07
必要あれば家の
ハウスクリーニングなどを行う
必要あれば家のハウスクリーニングなどを行う

ご自身が住む前に、クリニーングをするのも手です

つまり

またその家に帰ることを考えると、隣人との関係性のためにも良質な入居者選びからトラブル防止、対応などが重要ですし、それ以外にも管理会社の役割は絶大。

ご安心ください、「ルルルスPlus+」では、専門家が会社選びをしっかりと伝授します。

リロケーション会社の
選び方について詳しく見る

管理会社選びで
こんなに変わる

リロケーションのトラブルは、賃貸トラブルとそう変わりません。ただ、貸した皆さんが、またそこに住むことを考えると、トラブルは早めに解決しておきたいものです。
ここでは、リロケーション前に知っておきたい、よくあるトラブル事例をお届けします。

case1

貸した人がご近所
トラブルを起こした

貸した人がご近所トラブルを起こした
解説する女性
誠意を持って対応する
管理会社を探して

絶対避けたいご近所トラブル。関係性によっては管理会社ではなく、オーナー様に直接クレームがいってしまうことも…。
入居者に対するクレームがオーナー様にいかないように工夫している管理会社もありますよ!

case2

ペット禁止なのに
ペットを飼っていた

ペット禁止なのにペットを飼っていた
解説する女性
退去命令のためには
違反証明が大事

契約違反が証明できれば、退去命令を出すことができますが、入居者が簡単に違反を認めることはなかなかありません。
オーナー様のために粘り強く、物件に足を運ぶなどして対応してくれるような会社を選びましょう。

case3

「原状回復」で
揉めてしまった

「原状回復」で揉めてしまった
解説する女性
原状回復の問題の
発端は実は契約時

原状回復の問題は、退去時に発生するものと考えがちですが、その発端は賃貸契約を結ぶ「入口」にあると言われています。
現状回復の内容を、管理会社の元、オーナーと入居者の双方で事前に確認しておくことが重要です。

リロケーションの
トラブル事例

ルルルスPlusとは

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当メディアは1975年に創業したZenken株式会社が運営・制作しています。WEBマーケティング戦略やメディア制作・運用のノウハウなどのサービス提供し、8,000以上のサイトを構築。(2023年6月時点※)

※参照元:Zenken(https://www.zenken.co.jp/marketing-business/global-niche-top/)

不動産業界のサイト制作数も多く、今回は転勤者にとっての心強い味方である“リロケーション”の認知向上のためのメディアを、「住まいの情報館(株式会社D2)」監修の元、制作しました。

転勤の辞令が出て、悩みを抱えるご家族の力になれば幸いです。