空き家に関する悩みの1つとして、電気を止めるかどうかがあげられます。電気をまったく使用していなくても電気代は発生するため、無駄なコストを払いたくないと考える方もいるはず。ただし、電気を止めることによるデメリットも存在するので、電気を止めるかどうかは慎重に検討する必要があります。
ここでは、空き家にかかる電気代の目安と電気を止めることによるデメリットについて解説します。
電気の契約を継続する場合にかかる費用は、契約内容や利用状況によっても変わってきますが、月に数百~3,000円程度です。年間にすると数千~数万円程度の電気代がかかることになります。
大手の電力会社が提供している一般的な電気料金プラン(従量電灯A・B・C)では、基本料金と電力量の合計で電気代を算出しており、電気を一切使っていなかったとしても基本料金分の費用が毎月発生します。ただし、電力会社によっては、電気を一切使っていない月の基本料金が半額になる場合があるため、詳しくは契約内容をご確認ください。
ちなみに通常の電気代に加算される再生可能エネルギー発電促進賦課金は、電気をまったく使用していない月には発生しません。
空き家の電気契約を解約することによるデメリットとしては、清掃や管理のために空き家を訪れた際に電気を使えないことがあげられます。掃掃除機が使えないため掃除に手間がかかるうえ、部屋によっては暗くて汚れや状態を十分にチェックできない可能性があります。また、夜間に何らかのトラブルが発生した際に、電気が使えないのはかなり不便です。
また、空き家の管理代行サービスを利用できないといったデメリットもあります。空き家が遠方にあるなどの理由で管理するのが難しくなった場合、空き家の管理代行サービスを利用する可能性があるため、電気の契約を解約するかどうかは慎重に検討しましょう。
電気代の基本料金は契約しているアンペア数によって決まるため、低いアンペア数に変更すると電気代を安く抑えられます。たとえば東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bプランの場合、アンペア数を50Aから20Aに変更するだけで毎月の基本料金を約900円節約することが可能(2025年5月時点)。年間だと10,000円以上もの節約になるため、空き家の電気代を安く抑えたい場合におすすめです。
※参照元:東京電力エナジーパートナー株式会社(https://www.tepco.co.jp/ep/private/plan/old01.html)
空き家の掃除以外に電気を使用しない場合は、ブレーカーは落とすようにしましょう。ブレーカーを落とすことで電気を完全に遮断できるため、無駄な電力供給を防いで電気代の節約につながります。そのほか、漏電による火災のリスクを低減できるといったメリットもあります。ただし、空き家の管理代行サービスや防犯のためのセンサーライトを利用する場合は、ブレーカーを落とせないので注意が必要です。
テレビやエアコンなどの電化製品をコンセントに接続したままにしている場合、使用していなくても待機電力が発生します。発生する電気代はわずかですが、少しでも電気代を節約したいのであれば、使用していない電化製品のコンセントはすべて抜いておきましょう。ブレーカーを落とし忘れた場合でも、コンセントをすべて抜いておけば電力が発生する心配はありません。また、ブレーカーを落とすのと同様に漏電対策としても有効です。
電力会社のなかには基本料金を無料に設定しているところもあるため、電力会社を切り替えるのも電気代の節約につながる方法の1つです。ただし、電気の使い方などによっても節約できるかが変わってくるため、電力会社が用意している電気代のシミュレーションなどを活用しながら、検討する必要があります。
空き家の電気契約を解約すれば電気料金は発生しませんが、その後のメンテナンスや防犯面を考えるとおすすめはできません。
ただ、空き家を維持するには電気代のほかにも、水道代やガス代、固定資産税などの費用が発生し、家計の負担になるのも事実です。また、メンテナンスのために定期的に訪問する手間もかかってしまいます。空き家の維持に困っているけれど手放すのは気が引けるという場合は、賃貸物件として活用するのも1つの選択肢です。
賃貸物件として活用すれば、電気代をはじめとする水道光熱費は借主の負担となり、家賃収入を固定資産税の支払いにあてることもできます。
転勤や長期出張などで一時的に貸し出したい場合は、リロケーション(定期借家契約)を検討しましょう。リロケーションなら「有効期限のある賃貸」「更新しない賃貸」として貸し出すため、一般的な賃貸借契約と違って借主が更新を希望したとしても確実に退去してもらえます。
安心して貸し出せる仕組みが整っているので、空き家をどうするか悩んでいる方にはリロケーションの検討をおすすめします。
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